最終話

2006年9月21日 連載
70歳となり夏目と東城の人生のラストスパートが行われました。
なかなか小野も夏目に不倫してるのですが・・・夏目はいまだに独身なので子孫が残っていません。
本人は子孫を残しとけばよかったと後悔している。しかしそんな戦いも5年が経ち、二人は75歳。
年だと感じてるが生きてるだけいいという感じでもあった。なかなか長い戦いであった・・・しかしここで何十年ぶりかのデフレが襲った。
こんなときにデフレである、なぜこんな時代の流れになったのだろう?もちろん二人の会社の業績は一気に悪化。これは第2次世界大恐慌という現象なのだろうか?どこまでも暴落する。暴落しているが東城は分割法で上手くのりきったが夏目は特に東城を倒すことしか考えてなかったので受ける打撃は半端なかった。
この止まることのない恐慌は夏目の会社を倒産の危機に追い込む・・・俺はこんな事が起きることが予想できてなかった、東城を倒すためならなんでもいいと思ってた。・・・
そして1年後、恐慌は終わったがデフレというもの自体はいまだ続いてる。
一度は世界の頂点にたった男がこんな事で潰れてしまうということを誰が想像できただろう。
予想通りいた社員はどんどん東城の方に流れていく。夏目の会社は昨年の25パーセントの社員しかいない。25パーセントでもいるだけましではあるが、この社員もいつやめるかわからない。
社員の低迷が余計に経営のまわりを悪くし、半年後1パーセントとなった。夏目隆志、76歳の出来事であった。こんなエリートの敗北は誰も予想ができなかった。夏目と東城の60年の戦いはここに終止符をうつかもしれない・・・そして新年、社員は3人だけとなった。・・・その3日後夏目だけになり、株価低迷はおさえられず・・・倒産。全てを失った夏目はただ貯金してる金でいきていった・・・・残りの大金は小野との思い出の場所に隠した。そして、とうとう夏目の誕生日、毒薬でみずから命を絶った・・・77歳であった。
翌日ワイドショーで大きく取り上げられ、参拝人が1万人となった。彼のつくった功績はあまりにも偉大であった。
彼は天国で何を思ったのかわからない。・・・3年後、東城は心停止で経ってしまった・・・彼の遺書は身内だけが知っている。
そして夏目と同数の参拝人がやってきて・・・結局小野は東城を愛していたのだった。なぜなら夏目の墓には一切いかなかった・・・独りになった小野も東城を追いかけ10年後自首した。健康なおばあちゃんだったのに。
こっから5年後、この3人はこの世に存在しない。そして夏目と東城の60年の戦いは幕を閉じた。100年後、彼らは教科書で大々的にのり・・・子供たちにもこの戦いがあったという事がつたわった。
結果的には東城が勝ったが、どちらも幸せだったであろう。
さらば夏目隆志、東城結城。
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終わり
これはフィクションです

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