第12話

2006年9月20日 連載
とうとう東城と夏目の争いが始まった。東城の子供はだいぶ大きくなり現在は二人である。
そんな子供は両方とも小学校から名門に入れてしまったので、学費が食われてしまったが世界の頂点を目指すのにそれ程重要な問題でもない。
億単位で動くことはごく普通である・・・養育費は彼らにしたら微々たるものなので、大きくは影響しない。
小野は夏目に不倫をしつつ5年後・・・とうとう、万単位の争いとなった・・・二人は億単位で争ってたのにこんどは夏目が頂点になったが差は100万円で兆単位に稼いでる彼らからしたらたいした違いではない。1年後差は無くなり今度は東城が10万だけ上でトップに上がった。東城と夏目の争いはしばらくワイドショーでも話題となった。実際お互い、もうオーナー社長である。
何年か差がない戦いをし、お互い60である。まだまだ争う
この二人はなかなかいい年になっても引き下がらない・・・小野も退屈である。
二人は思ったより長生きである。愛するものを守るのに死ねないというちっぽけな信念のみでいきてるのだろう。
・・・ところが東城の子供は突如交通事故にあってしまった。一命は取り留めたが後遺症は残った。終盤戦にもなり運の無い東城であった。・・・
大事な子供が交通事故だなんて、老後の楽しみが悲しみに変わった瞬間だ。
実際たかだか40年ぐらいで東城と夏目は世の中を大きく変えていた。彼らはいつ死んでも祟る人間は数多くいるだろう。偉大な業績を上げたはずなのにいまだに争い続ける・・・人間とはそんな悲しい生き物なのだろうか?
そして東城は自分がいつ死んでもいいように会社の跡継ぎは自分の子供にすると決めていた。・・・交通事故の後遺症はなかなか消えないがなんとかできるだろうと思っていた・・・
一年後医学の急激な進歩より後遺症は治ってしまった。こんな時代、後遺症まで治るほど医学が進歩するなんて誰が想像できただろう。なんやかんやで自分は61歳、子供は上は博士課程、に在学中なのである。・・・二人子供いたが東城はどちらに継がせるか決めていなかったのだ・・・上は小学校からずっと私立で、値段にしたら1000万は軽々超えている。下の子は小学校から国立で、大学は東大となり、ずっと国立なので・・・お互い普通の感覚ではないことは承知である。決着のつかない戦いが続き、5年後、兄弟は自分の会社に就職し早速社長という地位を与えた・・・自分は最大のオーナー社長、兼会長なのだから・・・この地位はいずれこの二人のどちらかに与える・・・しかし夏目との争いはまだ耐えない。
小野も次第に年になってきたため赤ちゃん化してきた。それは東城も夏目も変わらない。66歳、赤ちゃん化してきても決着つけるとこはつけなければならない。
そして介護がどんどん必要とはなるが、70歳・・・なぜこの二人はこんなに争えるのだろう?子供は30代であり、孫も生まれ・・・東城は墓石を選び出した・・・・
夏目は東城を倒すことしか考えてない。いずれは決着がついてしまう。果たして彼らの運命は。
続く
これはフィクションです

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